大阪しゃれ言葉。
ずいぶん前なのですが、朝の番組で桂三枝師匠が大阪しゃれ言葉を紹介していました。
(http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0432200506130835.html)
……うん、ネタのないときのためにストックしておいたの。いいじゃないかよぅ orz
昔からある言い回しらしいのですが、今でもすごく面白いのです。
たとえば。
『赤子の行水』
例文:
「あんたのとこ、景気どないや?」
「あきまへん、『赤子の行水』ですわ」
えーと、「金属のタライで泣いている」⇒「金が足らいで泣いている」(大阪弁)⇒「お金が足らなくて泣いている」という具合。
も一つ。
『桶屋の前掛け』
例文:
「おい、こないだ頼んどいたアレ、どないなっとる?」
「……すんまへん、『桶屋の前掛け』ですわ」
えーと、「桶屋の従業員が桶を運ぶとき、その前掛けにタガ(金属の輪)が擦れる」⇒「輪ぁ擦れる」(大阪弁)⇒「忘れる」という感じ。
◇◆
ほかに番組では、『大盛り飯』『夏のはまぐり』『うどん屋のかつぶし(鰹節)』なんて例も紹介されていました。
例文だけ書いておきます。
「あいつどないかならんか、ごっつ横柄で『大盛り飯』なやっちゃ」
「そやな、こないだわしの店に来てんけどな、売りもんに散々ケチつけくさっといて、『夏の蛤』や」
「やらしいやっちゃで。そのくせ、ごっつ手が早うてなぁ。わしが先に目付けとった土地もあいつに買われてしもてな。『うどん屋のかつぶし』や」